製品開発事業
靴・インソールの開発
履物の「形状・足底への刺激・素材の性質」などを変えることで、歩行や運動動作・筋肉収縮・関節にかかる力・反射速度などが変化します。
目的に応じて、それらを調整することで、履物にさまざまな効果を付加することができます。
効果例
- 筋力アップ
- 反射速度アップ
- 脚のシェイプアップ
- O脚矯正
- 滑り予防
- バランス改善
- つまずき予防
- 捻挫予防
- 膝関節炎予防
- 疲労軽減
筋力アップ
筋電図を確認し、どういった形状の履物がどの部分の筋肉を刺激するかを見ます。ジャンプ力・短距離/長距離走に有効な筋力を鍛えることができます。
反射速度アップ
足と履物の接触により受容体に刺激を与える方法で、反射速度は変化します。筋電図・圧力の中心(CoP)の分析で、反射速度を測ります。反射速度向上により、運動のパフォーマンスが上がったり、怪我の予防に繋がったりします。
脚のシェイプアップ(美脚効果)
強度は弱めで、長く筋肉に刺激を与えられるようなデザインで、カロリー消費の高い持久系筋力を中心に鍛えます。
O脚矯正
O脚矯正の力を与える履物が開発可能です。通勤時に使用した場合は、例えば電車の中で立っているだけで、O脚が矯正されます。
滑り予防
滑りを予防するためには、靴底の素材と靴底のトレッドパターンが非常に大切になります。
バランス改善
体の重心を動作解析システムで測定し、足の位置との関係から、静的・動的バランスを測定することができます。体の重心をコントロールしやすくなる履物を作ることが可能です。
つまずき予防
つまずきは転倒の最大の原因です。インソール・靴の両面からつまずきの予防は可能です。ウォーキング中の転倒を予防し、リハビリ施設内で活用するなど、幅広い場面で役立ちます。
捻挫予防
足首の捻挫は、足の圧力の中心(CoP)が足の外に出たときに起こります。靴・インソールの両方で、捻挫を予防することが可能です。部活動やジョギング愛好家の捻挫予防に効果があります。
膝関節炎予防
主にインソールを使って、脛骨のアライメントのずれを修正することで、膝の関節炎を防ぎます。ウォーキング時、ジョギング時に活用できます。変形膝関節炎に対しても、有効な対策のひとつです。
疲れ予防
エネルギー効率を高めることで、歩いても走っても疲れにくくなります。踵着地時の衝撃を有効利用して、つま先の蹴り出しを行う靴やインソールをデザインいたします。
膝のサポーターの開発
歩行やジョギングは、健康を維持するための運動として推奨されている反面、慢性的な膝の痛みに繋がる危険性があります。主な痛みの原因のひとつとして、軟骨の摩耗による、骨と骨のぶつかり合いによって生じる微小骨折があります。足が地面に着地した際に生じる衝撃をエネルギーとして捉えた場合、膝に到達する前に他のエネルギーに変換することができれば、膝へ到達する衝撃は減ります。
インバース・ダイナミクスと呼ばれる理論に基づき、膝にかかる力や回転モーメントを計算し、衝撃波を足の着地時の微小な揺れとして、精度の高い動作解析システムを用いて計測します。膝のサポーターは、さまざまな方法で、衝撃を他のエネルギーに変換させていくことが可能です。2000万人以上といわれている変形性膝関節症の対策やジョギング・ウォーキング時に活用できます
歩行解析システム
歩行には、様々な健康状態が反映されています。加齢による歩行能力の低下・パーキンソンの症状・怪我を引き起こす歩行・リハビリの経過・バランスを失い転倒を招くリスクなどは、歩行を詳細に解析することで評価できます。超高齢社会を迎えた日本は、医療・介護費の削減によって社会保障の維持を求められている状況です。そのため、歩行解析を怪我の予防やリハビリの促進に役立て、高齢者がQoLの高い生活を送り、健康寿命を延伸する必要があります。
しかし、歩行解析をクリニカルな現場で活用できる技術を持った人材は少ないのが現状です。その理由は、歩行解析のシステムを使いこなすことは難しく、取得したデータの分析には、高度なバイオメカニクスの理解を要するからです。最先端の医療現場では、歩行データを取得し、それを改善するようなリアルタイムトレーニングが導入されています。
そのため、
Global Bridgeは、歩行データの取得・分析・トレーニングを一体化するシステムの開発に取り組んでおります。このシステムの完成と医療現場への汎用こそが、超高齢社会が抱える様々な健康問題を解決する一つの鍵となるはずです。詳細については、お問い合わせください。